ちょっとカルトです
この日誌でも何度か書いてきたことだけれど、今回の『新選組!!』に携わっている美術チームのスタッフは、ほとんどが大河ドラマ『新選組!』も担当していたメンバーです。
「それゆえに」と言うか、こだわり方もハンパじゃありません。一見してわからないところにも、大河ドラマ『新選組!』から持ってきたネタ(?)が仕掛けられています。かなりカルトチックなこだわりの中から、ほんの一部だけ紹介しますね。
まず、足柄ロケの日誌にも書いた勇のお墓のために用意した古びたほこら。あれ、どこかで見たことあるなんて気づいた人いますか? いませんよね。ではお教えしましょう。
大河ドラマ『新選組!』第2話にプレイバック。多摩の出稽古に行った勇と土方が、捨助の家に入った盗賊を退治したことがありました。その翌日、江戸への帰路で勇が「トシ、ウチの道場に来ないか」って言いますよね。でも「考えとく」と答えて、勇とは別方向に歩き去った土方。あの時、別れた多摩の田舎道の二叉路にあった道標のほこらだったのです。憎いなー。
次は、南野陽子さんが演じている箱館の武蔵野楼の女将がつけているかんざし。画面に映るかどうかわからないけれど、これは勇との婚礼の時に、つねが髪につけていたものです。
そしてワンモア。五稜郭の廊下、太い格子の向こうに見える龍の絵。これは見覚えのある人も多いでしょう。西本願寺の広間の背後にも、それから勇が流山で捕らえられて幽閉されていた豊田家の格子の向こう側にもあった龍です。
なぜ五稜郭にも登場させたのかって? 勇の陣羽織も龍の柄、龍は勇の象徴なのです。この五稜郭の格子は豊田家の時に比べてかなり太くなっています。牢格子というのをあえて使用したとか。つまり、勇はまだ解放されず、ますます格子が太くなって閉じこめられてしまっているという意味。土方は、そんな勇を早くここから出してあげたいと思いながら、日々戦っているのです。
至る所に散りばめられた“熱い思い”、ぜひ感じ取ってくださいね。
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1976年10月31日生まれ B型






