土方、榎本、ロングカットに初挑戦
ディスカッションドラマという方針に沿って制作している今回の『新選組!!土方歳三 最期の一日』。土方歳三と榎本武揚、大鳥圭介らとの論戦が見どころのひとつなんですが、実際、これを演じる役者さんたちは大変です。舞台に出演することが多い耕史さんも最初に台本が届いたとき、そのセリフ量の多さに驚いたとか。
「見ているとそんなにしゃべっていないように思うかも知れませんけど、本当にびっくりするくらいセリフがありますよ」。
いえいえ、見ているだけでも、十分、わかります。その一方、舞台経験の多い耕史さんだから膨大なセリフを覚えることは慣れているはずと思ったら、「舞台のように一から十まで本気ですべてを覚えちゃうとテレビはダメ。同じシーンばかりずっと覚えていると逆にじゃまになったりするので、1回言ったら忘れて次のセリフを入れるんです」。
そのためには、うろ覚えぐらいの状態がいいんですって。
さあ、そんな数ページにわたる長いシーンの撮影、第1弾が始まりました。きょうは台本でいえば5ページ分にわたって土方と榎本が語り合うシーンです。一番、長いカットはおよそ3分。これを一気に撮ってしまうのですから、耕史さんも榎本役の片岡愛之助さんも気を抜けません。
ドライ(※実際のセットの中で、ディレクターが役者さんに演出をつけたり、その動きや演技に合せて、立ち位置やカメラ位置などを指示する現場での初期段階の大枠のリハーサルのこと)から本番までの間、あるいは本番中でも、照明や小道具、大道具などの各手直し、あるいはカメラと監督の確認作業で撮影が中断することがあります。
それがほんのわずかの中断でも、2人はすかさずセットの端に移動してセリフの確認。1人で自分のセリフを口にしたり、あるいは2人で合わせたり。すごいキャリアの持ち主なのに2人の様子はまるで受験生のようでした。
でも本日の難関、およそ3分というロングカットも1時間で無事に撮り終えました。まだ、短いカットがいくつか残ってはいるものの「いやあ、一安心だね」と片岡さん。
耕史さんもホッとした表情でうなずいていましたが、きょうはまだまだ序の口。最高20ページはあるシーンが、この先には待っています。楽しみなような、怖いような……。頑張ってください。それだけを心から願います。
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1976年10月31日生まれ B型






