深夜から明け方・・・時間を忘れてみんな生き生き
ただいまの時刻は深夜というより明け方に近い午前3時半。
土方、榎本、大鳥の3人で繰り広げるとても重要で緊迫したシーンの撮影。そーっと扉を開けると、五稜郭の会議室のセット、ひときわ高い天然の要塞・函館山の盛り上がりが特徴的な箱館の全景のジオラマを囲む3人の姿が見えます。
耕史さん、片岡愛之助さん、吹越満さん、3人とも舞台や舞台稽古が終わってから『新選組!!』の現場に駆けつけての撮影です。つまり、ふつうの人ならその日の仕事を終えてから、さらにフルタイムの仕事に全力でとりかからなければいけない、ような状況。セリフ量も膨大だし、軽く流すような内容でもありません。
きっと疲労の極致だろうなと想像していたのですが、あらら、3人ともすこぶるお元気!
照明やカメラの手直しなど、ちょっとした合間に耕史さんは軽やかにタップなんか踏んで軽やかな風情で、自分なりの息抜きをしています。
その向こうでは吹越さん、腰に差した刀を抜いて、いきなりフロアディレクターに「ヤァーッ」と斬りかかっています。さすがに「斬られたぁ~」って演技までお付き合いできないフロアーディレクター(彼は関西人だったのかな?)は、ボケたいのにボケられない苦悩を、笑顔で表現しているように見えました。
愛之助さんは・・・、あ、立ち位置でセリフをつぶやきながらお立ちあそばされています。真面目です。そんな愛之助さんの背後に回った吹越さん、手にした扇子で気づかれないように榎本の衣装の端をちょんちょんと突いてみたりと、やんちゃぶりを発揮。ようやく気づいた愛之助さんが、穏やかな笑顔で振り返るのも素敵です。
次のカットのドライリハーサルが始まりました。3人がおもむろに位置に付くと、なんと足下にスリッパの片方が落ちています。スタッフの1人が急いで持ち場に戻る時に脱げてしまった模様。そこで耕史さん、顔色一つ変えずにスリッパを拾い上げ、まるで当たり前のようにそれを手にしたままセリフを言い始めたのです。落とし主のスタッフは大あわて! でも、耕史さんが落とした人を責めたり不機嫌になったりしたら、場が凍り付いてしまいますよね。それを何食わぬ顔でセリフを言ってみせるところが、さすが。。。。みんな、にやにや。落としたスタッフは恐縮しながら引き取りに行きました。
でも、実はこれ、耕史さんの得意技らしいです。撮影中のカメラマンが「大河ドラマの撮影中にも同じことやってたよ」ですって。
いずれにしてもハードな撮影にも関わらず、土方、榎本、大鳥の3羽カラスが、疲れ一つ見せず、全力で取り組んでいる姿を見ることができて感動の一夜でした。
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1976年10月31日生まれ B型






